サイオステクノロジー、電子帳簿保存法（スキャナ保存）への対応力強化、リコーの複合機向けアプリケーション「Speedoc V5 for RICOH」提供開始

サイオステクノロジー株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー）は、株式会社リコー（本社：東京都大田区、社長執行役員：山下良則、東京証券取引所 プライム市場：7752、以下、リコー）の複合機向けアプリケーションソフトウェア「Speedoc for RICOH（スピードック フォー リコー）」の新バージョン「Speedoc V5 for RICOH」を2022年8月29日より提供開始します。

このたびの新機能追加により、2022年1月1日施行の改正電子帳簿保存法で定められた電子保存義務化^*1への対応をスピーディ―かつ容易に実施できるようになります。

【新バージョンの主な特徴】

• 「ファイル名付与（単語帳）機能」の強化
  電子帳簿保存法では検索要件に適応したファイル名を入力することが求められています。具体的には、「取引年月日」「取引金額」「取引先」等での検索が可能になるようファイル名を設定する必要があります。
  新バーションでは、利用頻度の高い単語が登録できる単語帳をグループ化することで、取引先名や書類名など用途に応じて2つの単語帳の使い分けが可能です。単語帳は画面遷移することなくタブで切り替え表示ができ、さらにカレンダー（3か月表示）機能の搭載により簡単に任意の日付登録が可能となり、ストレスの少ない操作性を実現します。

 図1　ファイル名入力画面　単語帳切り替えおよびカレンダー表示イメージ

• ファイル自動変換ツールの変換対象にPDFを追加
  ファイル自動変換ツール（旧FAX受信連携ツール）の監視対象ファイル^*2は、TIFF形式だけではなくPDF形式の選択もできるようになります。本ツールでパソコン上にあるPDFを検索が可能なテキスト付PDFへ自動変換することにより、お客様の業務におけるデジタル活用の促進に寄与します。

図2　ファイル自動変換ツール　設定画面および利用イメージ

• 「アドレス帳からスキャン機能」の強化
  複合機本体でスキャンした文書をネットワーク上の共有フォルダやサーバーに直接保存・送信するだけではなく、複合機本体のアドレス帳に登録されたメールアドレス宛への送信が可能になります。宛先は個人とグループの複数を選択でき、最大550件^*3の一括送信が行えます。また、「ファイル名付与（単語帳）機能」を連携することで、「アドレス帳からスキャン機能」でも単語帳機能を使用したファイル名入力が可能です。
  これまでスキャンデータをメール添付するには、フォルダやサーバーにデータを保存し、保存先でファイル名を変更してからメール添付と3ステップを要していましたが、機能強化によりファイル名とメールアドレスを複合機のパネルで選択するだけでメール添付が完了でき、作業効率化を図れます。

図3　アドレス帳からスキャン機能画面　フォルダ送信とメール送信切り替えイメージ

本製品は販売パートナーであるリコージャパン株式会社を通じて提供します。

本サービス提供開始にあたり、リコージャパン株式会社 常務執行役員 明泰治（みょう やすじ）は以下のように述べています。
「リコージャパン株式会社は、お客様への提供価値を"EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES"として定め、人々の『"はたらく"の変革』に取り組んでいます。今回の『Speedoc V5 for RICOH』に含まれる機能強化や新機能は、弊社の複合機の可能性を広げ、お客様の働く場所に、デジタルの力で、活力を与えることを体現するアプリケーションとして、多くのお客様のお役に立てるものと確信しております」

サイオステクノロジー株式会社 上席執行役員 下園文崇は次のように述べています。
「Speedoc V5 for RICOHは、スキャンの操作をもっと簡単・便利にすることで、ペーパーレス化の促進に貢献します。例えば、今後対応が求められる電子帳簿保存法（スキャナ保存要件）の要件に従い、『"取引年月日・取引金額・取引先名"を検索しやすくするためのファイル名』での文書保存が、複合機上で簡単に実現できるようになります。お客様がさまざまな形でDX（デジタルトランスフォーメーション）の実現に取り組まれていくなかで、今後もリコーグループ様と協業し、お客様の法令順守、利便性向上やより良い働き方の実現を支援するソリューションを提供し続けてまいります」

*1　電子保存義務化
企業側の準備不足等の理由により2年間の猶予期間が設けられました。

*2　監視対象ファイル
監視対象ファイルとは、今回機能強化されたファイルをフォルダに入れておくだけで、自動でテキスト付きPDFにファイルを変換する「ファイル自動変換ツール」の変換対象ファイルを指します。これまでのTIFFに加えPDF形式のファイルが加わりました。

*3　最大550件
フォルダ送信50件、メール送信500件。上限数は機種依存のため、今後のモデルによっては値が異なる可能性があります。グループを選択した場合、グループメンバーの総数をカウントします。

■サイオステクノロジーについて
サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、自社開発ソフトウェアおよびSaaS製品の販売とサービスを行っています。直近では、クラウドをはじめDXの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスを提供しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

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■別添資料
【Speedoc V5 for RICOH ロゴ】