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サイオスグループ、定年制廃止へ

アフターコロナを勝ち抜く「サイオス流」働き方改革として人事制度を刷新

2020年10月 5日サイオス経営

 サイオス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東京証券取引所 第二部3744、以下、サイオス)および主要事業子会社であるサイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)は、2020年10月1日より、定年制を廃止しました。

■背景
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で急速にリモートワークが普及し、多くの企業がITインフラの再構築の必要性に迫られただけではなく、デジタルトランスフォーメーション(DX)*1の必要性を再認識しました。DXの推進には高度な知見をもつITプロフェッショナルの存在が不可欠ですが、経済産業省の調査では2030年にIT人材が45万人不足すると試算され*2、DXの実現にはリソース不足という大きな壁が立ちはだかっています。
 また、2021年4月に施行される改正高年齢者雇用安定法では、企業は従業員が70歳になるまで就業機会を確保する努力義務を負うことになりましたが、定年制を定めていない日本企業は4.5%と*3まだまだ少ないのが現状です。

■「サイオス流」働き方改革への思い
 当社は、1997年の創業以来、オープンソースソフトウェア(OSS)*4を軸とする様々な製品やクラウドサービスの提供等を通じて、導入企業のDXの実現、ならびに業務品質および生産性の向上を支援してまいりました。
 このたび、当社グループでは、最大の資産である人材を年齢という枠で一括りにするのではなく、本人の意志ある限り活躍の場を提供することで、ひいては日本社会の発展に貢献するため定年制の廃止を決定しました。当社グループは、コロナ禍を自己変革の好機と捉え、創業当初から事業の根幹であるOSSの思想にも通じる「中央集権型ではなく自立分散型」組織への移行をさらに加速させ、個々の従業員の裁量を拡大していく方針です。また、コロナ禍以前から、上司・部下の関係にとらわれない人事評価制度である「360度評価」や、米国Google社でも導入されている「OKR」という目標管理制度、各人のパフォーマンスを最大化させるための「1on1ミーティング」の導入などを通じて、人材の成長をサポートする多様な仕組みを設け、組織・人事制度の改革を進めてきました。このたびの定年制廃止は、仕事の成果が正当に評価されるという平等で希望ある組織となるための、さらなる一歩と考えています。

■今後の展開
 当社グループは、今後も先進的な組織・人事制度を積極的に導入し、従業員に成長と活躍の場を提供するだけではなく、当社グループが擁するITプロフェッショナル人材によって日本社会のDX推進に貢献していきます。

 サイオス株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫は、次のように述べています。
「米国をはじめ一部の諸外国においては原則、定年制を廃止しており、当社においても従来の日本的慣習に縛られずに、年齢に関係なく全社員に対して平等に就労の機会を提供したいとの思いから、70歳までの定年延長などではなく、多くの日本企業に先駆けて定年制廃止を選択することにしました。なお、定年制廃止の導入にあたっては、人事評価制度が適正なものであることが必要不可欠となります。当社で導入している人事評価制度『360度評価』や『OKR』、『1on1ミーティング』などを通じて、コロナ禍のリモートワーク下においても評価制度の透明性確保と社員相互のコミュニケーションを確保するとともに、意欲ある人材の積極的な起用によって『サイオス流』の働き方改革を推進し、日本社会にイノベーションを起こしたいと考えています」

*1 デジタルトランスフォーメーション(DX)
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

*2 出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査報告書」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

*3 出典:厚生労働省「平成29年就労条件総合調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/17/dl/gaikyou.pdf

*4 オープンソースソフトウェア(OSS)
ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを無償で公開し、使用・改良・再配布ができるソフトウェア。


■サイオスについて
 サイオスは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア、AI、クラウド、金融技術に卓越した強みを有するテクノロジー企業群を子会社に持つ東証二部上場の持株会社です。「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をグループミッションに、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
詳細情報は https://www.sios.com をご覧ください。

■サイオステクノロジーについて
 サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの開発と利用を軸に、自社開発ソフトウェア製品の販売とサービスの提供を行っています。直近では、AI、クラウドコンピューティングの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスの提供を開始しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■お問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120  Email:mktg@sios.com

株式会社井之上パブリックリレーションズ
サイオスグループ担当:大浦、妹尾、横田
TEL:03-5269-2301  Email:sios@inoue-pr.com

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