2020年 年頭所感
2020年1月 7日サイオス経営
あけましておめでとうございます。
2019年12月23日、弊社及び弊社子会社であるサイオステクノロジー株式会社は、WEBサイトに不具合が生じたため、同サイトを一時閉鎖し、多くのステークホルダーの皆様に大変なご迷惑をおかけいたしました。ここにあらためて深くお詫び申し上げます。
現在の状況につきましては、以下をご参照ください。
【弊社WEBサイトの一時閉鎖に関する調査報告結果について(ご報告)】
/news/info/web-report.html
このような事態を二度と招くことのないよう社内体制を整え、皆様からの信頼を必ず取り戻すことを誓います。
さて、2019年は、企業の基幹システムのクラウド移行に著しい増加が見られた一年となりました。この傾向は2020年も加速し、企業の多くの情報システムがクラウドで利用されるようになる転機の一年となるでしょう。弊社主力製品のひとつであるLifeKeeperもクラウドでの採用が急増しており、2020年はLifeKeeperがクラウドにおけるシステム可用性確保の決め手となるよう性能・信頼性を高め、事業の拡大に努めます。
また、このようなクラウド移行の増加とともに、クラウド上でのオープンソースソフトウェアの利用も増加してきております。特に大規模システムでは、オープンソースのコンテナ技術が不可欠になりつつあることから、弊社では2019年末にコンテナ技術の専門チームを立ち上げました。2020年は体制をさらに強化し、市場のニーズに応えてまいります。
2019年は、情報システム利用のサブスクリプション移行も急増した年となりました。弊社におきましては、複合機向け製品であるドキュメント管理ソフトウェアのサブスクリプション版のご購入が急速に増えており、2020年はさらに増えると予想しております。今後は、上記の複合機向け製品のみならず、他の製品・サービスも一括買い切り版からサブスクリプション版に徐々に移行してまいります。
なお、弊社で販売しているG Suite*1やOffice 365*2向けの認証連携及びシングルサインオンサービス等は、従来からサブスクリプションで販売しており、長期に亘って多くのお客様にご利用いただいており、継続的に成長しております。
また、2019年は、サブスクリプションビジネス支援プラットフォームのSIOS bilinkを開発し、販売を開始いたしました。
弊社は、アプリケーションソフトウェアビジネスのひとつとして、金融業界向け経営支援システムの販売を行っております。このビジネスにおいては、長引く低金利下で同業界の新規投資が抑制され、厳しい状況が続いておりました。しかし、低金利が今後も続く前提で、より効率的な経営を目指す同業界の動きが2019年後半より出てきており、弊社システムをご検討いただく機会が増えております。2020年は、このような動きに機敏に対応し、受注拡大に努める所存です。
以上、弊社を取り巻く環境は劇的に変化してきておりますが、これを好機と捉え、2020年をさらなる成長の礎を築く年とし、成長スピードを加速してまいります。
2020年もサイオスグループを何とぞよろしくお願いいたします。
サイオス株式会社
代表取締役社長 喜多 伸夫
*1 G Suite
Google LLCが提供するクラウドのグループウェアサービス。無償版と異なり、ビジネス向けの要件(管理者機能等)が追加されている。
*2 Office 365
Microsoft Corporationが提供するクラウドのグループウェアサービス。
■サイオスについて
サイオスは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア、AI、クラウド、金融技術に卓越した強みを有するテクノロジー企業群を子会社に持つ東証二部上場の持株会社です。「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をグループミッションに、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
詳細情報は、https://www.sios.com をご覧ください。
■お問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120 Email:mktg@sios.com
株式会社井之上パブリックリレーションズ
サイオスグループ担当:藤井、妹尾、横田
TEL:03-5269-2301 FAX:03-5269-2305 Email:sios@inoue-pr.com