Japan Container Days v18.12にてサイオステクノロジーが講演&出展
コンテナ活用とクラウドネイティブの最新動向がつかめる開発者のためのイベント「Japan Container Days v18.12」。サイオステクノロジーはスポンサーとして関わり、NGINX, Inc. Japan とともに講演とブース展示を行いました。
テクノロジー2018年12月 6日
エンジニア向けのコミュニティイベントでレクチャー
アプリケーションのコンテナ化・マイクロサービス関連技術に関する国内最大級のテックカンファレンス「JapanContainerDays v18.12(JKD v18.12)」が2018年12月3日から5日にかけて開催され、サイオステクノロジーはスポンサーとして関わり、講演と展示出展をいたしました。
イベント全体を通して、オープンソースのコンテナ オーケストレーション エンジンと位置付けられる「Kubernetes」(クーベネティス - K8sと略記される場合もあります - )をテーマにしたセッションが多く、勢いを感じました。その中で、サイオステクノロジー第2事業部 技術2部の水倉 良明は「コードを書くことに集中したい全てのアプリ開発者に贈るKubernetesの話」と題して、2日目のランチセッションを担当。会場は多くの聴講者でほぼ満席。セッションでは、Docker/Kubernetesベースのアプリケーション開発でエンジニアが考慮すべきことと、Kubernetesとその周辺ツール、加えて開発効率を上げるツールについても説明があり、さらにサービスメッシュ Istio(イスティオ)と Prometheus(プロメテウス - 監視)とGrafana(グラファナ - メトリクス可視化)を連携させたデモがおこなわれました。
水倉は「今回のセッションではコンテナベースのアプリ開発のヒントをいくつか提供します。これによって、アプリ開発者が抱える多くの戸惑いが解消され、コンテナだと『ややこしい』から、コンテナだからこそ『コードに集中できて』、『環境に苦しまずアプリをデリバリーできて』、『ビジネスの差別化にリソースを集中できて』、ひいてはエンジニアがプログラミングを楽しめるようになれば幸いです」と、語りかけました。
サイオステクノロジーとNGINX, Inc.が協力し、セッションとブースを運営
一方、第1事業部 イノベーティブソリューション事業企画部ではNGINX, Inc.と共同スポンサーとして講演とブースへの出展をいたしました。展示ブースでは軽量で高いスケーラビリティを誇るオープンソースHTTPサーバーNGINXの商用版である「NGINX Plus」、アプリケーションサーバーの「NGINX Unit」などを中心としたNGINXアプリケーションプラットフォームを紹介しました。資料やノベルティを受け取りに多くの開発者が訪れ、関心の高さがうかがえました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
また、同じく2日目のランチセッションとして、「マイクロサービス の高可用性:Ingress,サービスメッシュの世界におけるロードバランシグ」と題して、NGINX, Inc. Japan テクニカルソリューションアーキテクトの田辺 茂也氏が講演しました。こちらの会場も満席の盛況ぶり。「NGINX Plus」から「NGINX Unit」、「NGINX Web Application Firewall」、「NGINX Controller」が詳しく紹介され、さらにKubernetesプラットフォームのIngress(イングレス)ロードバランサーである「NGINX Ingress Controller for Kubernetes」についても解説がありました。その場で「NGINX Unit」や「NGINX Ingress Controller」の設定ファイルを実際に書き込んで見せ、簡単に作成できる工程をデモンストレーションしました。
参加者から回答いただいたアンケートによると、「Japan Container Days」というイベントの性格上、コンテナ化、マイクロサービスへの関心度高かったものの、アプリケーションサーバーの「NGINX Unit」にも興味を持っている方が意外にも多く、ITエンジニアの最新の技術情報に接しておきたいという熱意を強く感じました。
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