10年以上使い続けてきたノウハウをインフラ再構築に生かす
2004年のサービス開始以来、10年以上、顧客企業に愛用されているインターネットベースの勤怠管理システムが、ソネットのクラウド勤怠管理サービス「インターネットタイムレコーダー(ITR)」です。そのサービスの安定性をずっと支え続けている「黒子」がいます。
テクノロジー2015年5月12日
競合ひしめく市場で10年以上愛用されるサービスを支える
出退勤データの把握や期末の集計負荷を軽減するクラウド勤怠管理サービス「インターネットタイムレコーダー(ITR)」。5,500社超の企業IT基盤を支える、ソネットの法人向けITソリューション事業「bit-drive」のサービスメニューの1つです。通算10年超のサービス実績、そして利用者目線に立った操作画面、クラウドならではの導入・運用の手軽さから、多くの企業から引き合いがあります。
しかし、勤怠管理システムにとって重要なのは「信頼性」。
万が一、データベースサーバーなどの重要なシステムがダウンしてしまうと、タイムカードの正確な打刻やデータの収集記録に支障が出ます。その保険として同社が2004年のサービス開始以来ずっと活用し続けてきたツールが、HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」でした。稼動系いずれかのアプリケーションが止まっても待機系にスムーズに処理を引き継ぐことで、同サービスの安定稼動を支えています。
フラッシュストレージ(SSD)で組んだ高性能のサービス基盤でも冗長構成を継続
2015年、ソネットではITRの使い勝手を高めるため、そのインフラ基盤を大幅にリニューアルしました。大規模なリニューアルは今回が2度目。約5年利用してきたITRのシステムインフラは、2台の最新サーバーおよび両サーバーが共有するフラッシュメモリ・ディスクアレイに置き換えられました。ただし、共有ディスク領域を橋渡しする冗長化には引き続き、「LifeKeeper」が用いられています。なぜでしょう。
「LifeKeeperはインストールが容易で、操作も直観的にわかりやすいGUIでの設定が可能なため、構築工数の削減が可能であること、そして10年間使用してきて問題がなかったことが選定理由でした」と、竹内大樹氏(同社法人サービス事業部門 bit-drive事業推進部技術1課チーフ)は述べます。
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