海外展開する飲食店をITシステムでバックアップ
海外における和食ブームを受けて、プレナスが運営する定食レストラン「やよい軒」が海を越えます。それをサポートするのが、プレナスとサイオスの合弁会社「BayPOS」で開発中の店舗運営システムです。ソリューション化を図り、海外の飲食店各社を支援する新ビジネスが始まります。
テクノロジー2015年6月24日
顧客の再来店をもたらす効果を高める仕掛け
「食」に関する事業を展開するプレナスと、サイオスおよびサイオスグループは、それぞれの強みを結集。海外で事業を展開するレストランチェーンなど、一般の飲食店舗向けITシステムの開発に乗り出しました。
システム開発に生かされているのは、プレナスがお持ち帰り弁当「Hotto Motto(ほっともっと)」、定食レストラン「やよい軒」などで蓄えてきた飲食店事業運営の実績と経験、そして、サイオスおよびサイオスグループがこれまで培ってきたオープンソースソフトウェア、クラウドコンピューティング関連の最先端技術開発力です。
このシステム開発を始動させるため、サイオスとプレナスで共同出資の合弁会社「BayPOS, Inc.」を米国に設立することを2015年5月に発表しました。
米国に出店が予定されている「やよい軒(YAYOI)」の店舗運営に、このシステムが活用される見通しです。
海外で事業展開する飲食店事業者向けにソリューションとして拡販
本システムの特徴は、マーケティングから来店時の顧客体験、その後のフォローアップに至るきめ細かな顧客管理や、それに基づく一人ひとりにあったサービス提案の仕組みにあります。
顧客を起点とする飲食店舗向けITシステム
さらに、各種デジタル機器を組み合わせることで、POSデータの連携、厨房内でのレシピの管理とスクリーン表示など、店舗運営に必要な仕組みをトータルに提供するほか、将来の拡張にも対応できる柔軟性を備えています。
BayPOSでは、このITシステムを海外での出店を拡大するYAYOIの店舗運営だけでなく、その中で得られた新たなノウハウを融合した、汎用的な飲食店事業者向けのシステムとしてソリューション化し、開発・保守サービスを含めて拡販する計画です。
BayPOSを通じた海外市場におけるサイオスおよびサイオスグループの新ビジネスに、ご期待ください。